ゼロフロン®ER-Xは、なぜ高い断熱性能と地球環境への低負荷が実現できるのか?
従来のノンフロン現場発泡硬質ウレタンフォームは、フォーム形成時に発生した発泡ガス(炭酸ガス)をセル内に閉じ込めることができないため、空気に置換していました。空気と炭酸ガスの断熱性能を比較すると、炭酸ガスの方が断熱性能が高いため、空気に置換したウレタンフォームの断熱性能は落ちてしまいます。
ゼロフロン®ER-Xはその高い独立気泡率により、空気への置換を最小限にとどめております。
また、発泡剤には新しい発泡ガスであるHFOガスを採用しました。
HFOガスは、従来ノンフロン品に使用されている炭酸ガス(λ:0.015W/m・K)より高い断熱性能(λ:0.013W/m・K)を持ちながら、地球温暖化係数が1という画期的なガスです。
ゼロフロン®ER-Xと従来ノンフロンの熱伝導率の違い
ゼロフロン®ER-X(熱伝導率0.026W/m-K)
HFOガスをセル内に閉じ込める
従来ノンフロン(熱伝導率0.034W/m-K)
炭酸ガスと空気が入れ替わる
ゼロフロン®ER-Xと従来ノンフロンの透湿率の違い
ゼロフロン®ER-X(透湿率3.1ng/m・s・Pa ※測定値)
湿気を通しにくい
従来ノンフロン(透湿率9.0ng/m・s・Pa以下 ※JIS規格値)
湿気を通しやすい
CASBEEの評価で低環境負荷材に該当します
ゼロフロン®ER-Xに使用しているHFOは、ODP=0かつGWP=1ですのでフロン・ハロンの回避発泡剤(断熱材等)の項目で最高レベル5として評価されます。
【レベル5】ODP=0かつGWPが低い発泡剤(GWP(100年値)が1以下)を用いた断熱材等を使用している。あるいは発泡剤を用いた断熱材等を使用してない。
グリーン購入法適合製品です
ゼロフロン®ER-Xは、グリーン購入法(国等による環境物品等の関連の推進等に関する法律)の特定調達物品です。環境負荷が少なく、地球にやさしいクリーンな新断熱材です。
シックハウス法告示対象外です
ゼロフロン®ER-Xは、国土交通省告示第1113号~1115号に定める「ホルムアルデヒド発散建築材料」に該当致しません。従って、「シックハウス問題」に関る使用面積の制限を受けない建築材料として使用することが出来ます。ちなみに、ゼロフロン®ER-Xはホルムアルデヒド等級F☆☆☆☆と同等以上の性能を有しています。
規格 | JIS A 9526 : 2015 |
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種類の区分 | A種1H |
種類の記号 | NF1H |
認証番号 | 第TC0412001号 |
※建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームに関するJIS規格のJIS A 9526:2013は、日本工業標準調査会の審議を経て、2015年12月にJIS A 9526:2015に改正されました。本改正により、新発泡剤であるHFOを使用した吹付け硬質ウレタンフォーム原液について、新規格となるA種1Hが追加されています。ゼロフロン®ER-Xは第三者機関より審査を受け、A種1Hに適合することが証明されたJIS規格認証製品です。
評価項目 | 単位 | 規格値 | 試験方法 |
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圧縮強さ | kPa | 80以上 | JIS A 9526 |
熱伝導率 | W/(m・K) | 0.026以下 | |
接着強さ | kPa | 80以上 | |
透湿率 | ng/(m・s・Pa) | 9.0以下 | |
燃焼性 | 燃焼時間 | 120秒以内 | |
燃焼長さ | 60mm以下 | ||
シックハウス | シックハウス法告示対象外 | ||
発泡方法 | HFO発泡 | ||
気泡構造 | 独立気泡 |
※上記規格値は保証値ではありません。ゼロフロン®ER-XはJIS A 9526で規格されるA種1Hの認証製品です。
ゼロフロン®ER-XはISO9001および
14001の認証を受けた工場で製造しています。
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